複数登録のメリット | 複数登録のデメリット |
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本記事を書いている僕は、エンジニア歴10年以上の現役エンジニアです。
現在はフリーランスエンジニアとしてシステム開発をしています。
僭越ながらフリーランスの先輩として、フリーランスエージェントは複数登録すべきなのかを徹底解説しましたのでよかったら最後までご覧ください。
複数登録する際におすすめのフリーランスエージェントはこちら。
とりあえず登録しておくべきエージェントはこちら
もくじ(この記事でわかること)
フリーランスエージェントは複数登録したほうがいいの?
特にはじめてフリーランスエンジニアになるという方は、エージェントに複数登録するのがおすすめです。
僕自身は幸運なことにフリーランスエージェント「iTrich(アイトリッチ)」の社長である尾崎さんが友人だったので、不安なことや疑問点を解消してからフリーランスになることができました。
しかし、これはかなり稀なケースで、多くの人はフリーランスエージェントに複数登録して、担当者とやりとりをしながら自分に合ったエージェントや案件を選ぶのがいいでしょう。
なぜなら、エージェントによって抱えている案件数や担当者との相性は違うものだから。
もちろんフリーランスエージェントに複数登録することによるデメリットや注意点もあります。
本記事では、今なお現役でフリーランス案件に携わってる筆者自身の観点からもしっかり解説していきますね。
フリーランスエージェントに複数登録したほうがいい5つの理由
フリーランスエージェントに複数登録したほうがいい理由は以下の5つです。
複数登録すべき理由
- 案件の獲得数が増えるから
- 複数の案件から比較検討できるから
- 自分に合ったエージェントを利用できるから
- 継続して案件を受注できる確率が上がるから
- 各社の福利厚生を利用できるから
ひとつずつ解説していきます。
1.案件の獲得数が増えるから
1つ目の理由は、案件の獲得数が増えるからです。
フリーランスエージェントは、各社それぞれ保有している案件が異なります。
複数のフリーランスエージェントに登録することで、自分のスキルに見合った案件はほぼ確実に増えます。
「スキルに自信がない」
「今の経歴で紹介してもらえる案件があるのか不安」
そんな方こそ複数登録するのがいいですよ。
2.複数の案件から比較検討できるから
2つ目の理由は、複数の案件から比較検討できるからです。
複数のフリーランスエージェントに登録することで、異なる案件をいくつか提案してもらえます。
それぞれのエージェントから紹介された案件を比較検討することで、職場環境や単価、安定稼働できるかなどを見て最適な案件を選べますよ。
3.自分に合ったエージェントを利用できるから
3つ目の理由は、自分に合ったエージェントを利用できるからです。
一口にフリーランスエージェントといえど、企業や担当者との相性が違ったりします。
案件を紹介してもらって終わり、ではなく継続してやりとりすることになるので、実は相性はかなり大事です。
例えば、自分のことをホントに考えてくれることが伝わったり、理想とする働き方に近い案件が多数あったり、長く付き合うとしたらという観点で決めるのがポイントですよ。
4.継続して案件を受注できる確率が上がるから
4つ目の理由は、継続して案件を受注できる確率が上がるからです。
複数のフリーランスエージェントに登録することで、案件と案件のあいだのブランクをなくす可能性が高まります。
もちろん利用しているエージェント担当者も次案件獲得のために動いてくれますが、タイミングによっては見つからない場合もあるでしょう。
そんな時、別のエージェント担当者に相談してみたらサクッと見つかるなんてことも・・・。
案件が見つからなくなってから別のフリーランスエージェントに登録してもいいのですが、どうしても動きが遅くなってしまいます。
最初に登録だけしておいて、いざとなったらすぐに利用できるような体制だけ整えておきましょう。
5.各社の福利厚生を利用できるから
5つ目の理由は、各社の福利厚生を利用できるからです。
税務サポートや交流会・イベントへの参加など、フリーランスエージェントごとにさまざまな福利厚生があります。
案件に参画してる人のみ対象の福利厚生もありますが、なかには登録だけしておけば利用できるものも・・・。
フリーランスは正社員と比べて保障も少ないので、受けられる恩恵は受けておいて損はありませんよね。
フリーランスエージェントを掛け持ちする3つのデメリット
フリーランスエージェントを掛け持ちするデメリットは以下の3つです。
掛け持ちするデメリット
- コミュニケーションコストがかかる
- 面談の日程が被ってしまう可能性がある
- スキルシートを複数作成する可能性がある
ひとつずつ解説していきます。
1.コミュニケーションコストがかかる
フリーランスエージェントを掛け持ちすると、それぞれの担当者とやりとりする必要が出てくるのでコミュニケーションコストがかかります。
しっかり管理しないと別のエージェントに送るはずのメッセージを送ってしまったり、最悪の場合、エージェントからの信用を失ってしまうなんてことも・・・。
案件決定までに時間がかかってしまうと、その分コミュニケーションの負担も増えてしまうのはデメリットと言えます。
2.面談の日程が被ってしまう可能性がある
フリーランスエージェントを掛け持ちすると、面談の日程が被ってしまう可能性があります。
複数エージェントそれぞれで面談日程を調整する必要があるため、うっかり同じ日時に面談を入れてしまったら大変です。
一度決めた面談日程を変更する必要があるため、繰り返しているとエージェントに不信感を抱かれてしまいます。
3.スキルシートを複数作成する可能性がある
フリーランスエージェントを掛け持ちすると、スキルシートを複数作成する可能性があります。
エージェントによってスキルシートや業務経歴書のフォーマットが異なるので、フォーマットごとにスキルシートを作成するとなったら時間も手間もかかります。
また、スキルや経歴を更新する際にはすべてのスキルシートを編集しなければならず、管理の負担が増えてしまいます。
フリーランスエージェントに複数登録する際の注意点
フリーランスエージェントに複数登録する際の注意点を紹介します。
同じ案件に応募しない
フリーランスエージェントに複数登録する場合、同じ案件に複数のエージェントから応募しないように注意しましょう。
同じ案件に対して複数のエージェントから応募すると、企業(クライアント)側から不信感を抱かれる可能性があります。
信頼関係を損ねるなど、悪い情報はけっこう業界内に広がりやすいものです。
他案件の獲得も難しくなってしまうので気をつけてください。
複数登録していることを伝えておく
複数のフリーランスエージェントに登録する場合、その旨をエージェントに伝えておきましょう。
ぶっちゃけ黙って複数登録する人も少なくありませんが、個人的には余計な隠し事だと思ってます。
信頼できるエージェントほど、包み隠さず自分の状況を伝えておくのがいいです。
むしろ複数登録してることを伝えただけで関係が悪くなるようなら、そのエージェントは利用をおすすめしません。
- 重複応募が避けられる
- 自分に合った案件を真剣に探してることが伝わる
などなど、複数登録してるのを伝えておくことによるメリットもありますよ。
実際に利用する際はひとつのエージェントに絞る
フリーランスエージェントに複数登録することをオススメしていますが、実際に案件を受注する際はひとつのエージェントに絞りましょう。
ひとつに絞ることでエージェントとの関係も深まりますし、スムーズに案件紹介や単価交渉、事務手続きなど進めることができます。
フリーランスエージェントも機械のように仲介だけしているわけではありません。
信頼関係を築くことであなたのフリーランス人生そのものが充実しますよ。
ただし、ずっと同じエージェントにしなければならないということでもないです。
黙って乗り換えたり、高圧的な態度を取って乗り換えるのは論外ですが、しっかり話し合ったうえで別のエージェントを利用するのも全然アリですよ。
フリーランスエージェント複数登録に関するよくある質問
ここからは、フリーランスエージェント複数登録に関するよくある質問とその回答を紹介します。
何社くらい登録するのがいい?
目安として、3~5社程度登録するのがおすすめです。
多すぎても少なすぎても比較しにくいので、気になるフリーランスエージェント数社に絞って登録してみましょう。
利用するエージェントを変更することはできる?
利用するエージェントを変更することは可能です。
条件面や待遇面などで別のエージェントに変更したい場合は、担当者に話して手続するようにしましょう。
引き止められることもあるかもしれないので、明確な理由を用意しておくのがおすすめです。
まとめ
今回は、『フリーランスエージェントは複数登録すべき?現役エンジニアの経験含めて解説』というテーマで話していきました。
フリーランスエージェントは、基本的に複数登録して比較検討すべきです。
案件は星の数ほどあるので、あなたに合った条件や働き方ができるように選んでいきましょう。
「フリーランスエージェントは複数登録したほうがいいのか?」
「フリーランスエージェントに複数登録するメリット・デメリットを知りたい」
そんな方の参考になっていたら幸いです。
本記事は以上となります。